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火を熾し燃やし続けることで、私たちは暖かさと共にさまざまな時間を刻んできました。外敵から家族を護る炎や、不安な夜空を照らす明かりとして、そして疲れを癒し語らう団欒の要として、火はいつも傍にありました。火は、私たちに生きていく力を与えるエネルギーになっていたのです。ヨツールは、こうした火が持つ力を暖炉や薪ストーブに宿らせ、現代にあたたかな時間を蘇らせます。ここから、あたたかな物語が始まります。

鋳物という素材に出合ったときから、火は暮らしの中心になりました。暖炉や薪ストーブの素材として耐久性や蓄熱性に優れ、さまざまなデザインを可能にした鋳物。それをさらにゆるぎないものにしたひとつが、1950年にヨツールが開発したエナメル仕上げの技術です。製品をより頑強に、手入れを簡単にした“炎のための最上の贈り物”といわれる理由が、そこにあります。1853年の創業以来、ヨツールのこうした技術をはじめ、優れたデザイン、熱効率や安全性を重視した設計などは、世界中で高い評価を得ています。

ヨツールは、炎の先の未来を見つめています。ヨツール社が開発したクリーンバーンシステムは、燃焼時に出る煤などの不純物を少しでも少なくする仕様として、広く普及してきました。また、ヨツールの生産工場では、ノルウェーの広大なフィヨルドを利用した水力発電による電力が、鋳鉄を溶かすなどのクリーンなエネルギーとして積極的に活用されています。これは、大気汚染を減らし、総合的な環境を護る上でも意味のあることと考えています。


その昔、人々は火を安全に暮らしの中に取り入れる術を模索してきました。そして、熟練した鋳物職人達によって、火を最も効果的に使う道具がつくられました。それが暖炉・薪ストーブの始まりです。今日、最も進化しているストーブでも「火を熾し、燃やす」という、長年の構造原理を利用していることに変わりはありません。火を護り、火が発する熱を保ちながら伝導する鋳物。こうして、火と鋳物は一体となって人々を暖めてきました。かって、19世紀ドイツの詩人ハインリヒ・ハイネも、“まるで鋳型に刻まれたように、鮮明に覚えている”という言葉を残しています。当時の人々にとって、鋳型で刻印された鋳物の存在は、長い年月を経ても朽ちることのない、普遍的な物として記憶されていたようです。このように鋳物は、暖炉の歴史とともに“炎の番人”として愛着を持って受け継がれてきました。

鋳物のストーブが初めてノルウェーに登場したのは1500年代末のこと。その後、各地に鋳物工場が創設され、ストーブもつくられるようになりました。鋳物のストーブの製造は、ノルウェーで最初に登場した機械産業だったのです。ちなみに、ヨツール社の創業は1853年。鋳物工場での作業経験を活かし、当時ストーブの代名詞にも使われるほどのヒット商品となった、「スカンジナビアンストーブ」の貢献者でもあるオールフ.A.オンムスによって設立されました。現在も、20カ国以上に輸出されているヨツール製品はノルウェーのヨツール工場で生産されています。まず、鋳物の溶解から始まり、1時間に10トンもの鉄が溶解され、溶解炉には常に55トンが保たれています。溶解された鉄は、一粒が最大直径0.15ミリという特別な砂を用いたリサイクルできる抜き型で成形されます。また、全ての工場のエネルギーは水力発電から得ており、世界で最もクリーンな設備の中で製品が生み出されています。ヨツール社はこのように、150年以上の経験と知識に裏付けられたスペシャリストなのです。


ノルウェーは、造船先進国としても有名ですが、その海運技術はバイキングの時代に遡ります。彼らが、自国だけではなくヨーロッパの各国にさまざまな影響を与え、独自の文化をもたらした国家だったということはあまり知られていないようです。その後の歴史の中で、ノルウェーはデンマークやスウェーデンの属国となったこともありましたが、再び福祉国家として独立したのは20世紀に入ってから、1905年のこと。2003年には、国連開発計画の一環として、国の生活水準を示すHDI(Human Development Index)が3年連続トップとなり、世界で最も豊かな国として位置付けられるようになりました。時代を超えて、厳しい自然の中で伝統的なデザインを独自の文化にまで育て上げてきたのが北欧スタイル。その真髄が、ヨツールの今にも活きています。

「寿命の長い製品で、世代を問わずみんなに愛される製品を」。これが、ヨツール社の基本理念です。親から子へ、そして孫へと受け継がれていく息の長い製品づくりを心がけています。ヨツールの製品がモダンライフとクラッシックラインに分かれているのは、さまざまなライフスタイルに合うデザインを選択できるように。また、使う立場にとってよいデザインとは、フォルム・機能性・耐久性を兼ね備えるだけでなく、メンテナンスが容易であることだとヨツールは考えます。


厳しい技術基準をクリアした工場だけに与えられるISO認定マーク。北欧の伝統と最新技術で製品をつくり続けてきたヨツールは、暖炉・ストーブの製造メーカーとして、初のISO認定工場に指定されました。製品のひとつひとつに安心と安全、高品質と信頼をお約束するマークです。


近年、地球の温暖化現象が大きな問題となっています。暖炉や薪ストーブは温室効果の原因になるのではないかと心配する人も多いようですが、実情は少し異なります。植物の内部にある二酸化炭素は、薪として燃焼される段階で空気中に放出されます。しかし、もともと植物は生長の過程で二酸化炭素を取り込み、酸素を出す循環をしているのです。従って、地球の内部に埋蔵されている化石燃料を掘り出して燃やすのとは違い、燃料としての薪は循環型エネルギーとなり、地球の二酸化炭素の総量を増やすことにはならないのです。

ヨツールのクリーンバーン(自動二次燃焼システム)は、環境に負担をかけないで、薪が持つ最大限のエネルギーを引き出します。クリーンバーンとは、ストーブが二つの燃焼システムを持ち、煙の中のガスや微粒子の90%を熱に変えるということです。ストーブ底部や背面から取り込まれた空気は、側面と背面を通過するうちに温められ、炉内上部のチャンバーから炎の上部に噴射されます。この機能で、一次燃焼で燃え残った微粒子、ガスなどが再燃焼され、新しいエネルギーとなります。また、よりクリーンな排気を実現します。

ヨツールのこだわりは、デザインや技術力だけにとどまりません。それは自然との共生というテーマの中で、製造過程でも徹底した環境への配慮がなされていることに表れています。工場の電力は全て水力発電、また工場内は、外に排水や廃棄物をそのまま出すことのない「閉鎖システム」で、全て内部で無害化処理をすることが基本になっています。


薪ストーブで暖をとるような暮らしをしたい。しかし、燃料費が高くつくのでは?と考えがちです。ヨツールでは、ストーブの燃費を、車の燃費と同じように考えています。たとえば、排気量の小さな車で高速運転をしたり、逆に排気量の大きな車で渋滞の都市部などを低速運転すると、燃費は著しく低下します。つまり、その車の性能に合った無理のないバランスいい運転が燃費を高めることになるのです。これと同じように、燃費のよい暖を得ようとするには、まず必要な暖房面積に応じた熱量を出せる暖炉やストーブを選ぶこと。そして、その機種が無理なくバランスのよい運転で燃焼できる、「定格出力」の状態で数値を知ることです。

一般的に、日本では木造の住宅が多く、暖炉・ストーブや煙突は、必然的に壁や床などの可燃物から比較的近い場所に設置することになります。すべてのヨツール製品は、ノルウェーの検査機関での厳しい審査を通過しており、いかに効率的に暖房するかだけではなく、インテリア性や現代の住宅事情を考慮した、省スペースで設置できるように設計デザインされています。たとえばJotul F350(輻射対流式)のように可燃壁から100mm程度で設置可能な製品もありますが、通常は設置工事に際して床や壁などを熱から保護するために、さまざまな防火対策が必要になります。可燃壁との距離を十分に確保するのが難しい場合は、本体オプションのヒートシールドを使用したり、不燃性の壁を設置するなど、熱の伝わり方を和らげるために空気層を設けるという方法もあります。なお、本体や煙突の隔離距離について、詳しくは弊社までご相談下さい。

それはヨツール正規代理店でお買い求めになった製品に対する、安心と確かな証。私たちの製品には、お客さまと信頼のシステムJQS(Jotul Quality System)をお約束する、赤いコーションプレート(日本暖炉ストーブ協会発行)が入っています。本体を御購入の際、必ずご確認下さい。クオリティーサービスが受けられない場合があります。また、修理やメンテナンスをご依頼の際にも、このプレートに刻印されたシリアルナンバーを必ずお伝え下さい。この赤いプレートを持っているヨツールユーザーのためだけにご用意した、ヨツールジャパンオーナーズクラブなどクオリティーの高いサービスをお約束いたします。


煙突の位置は、 煙の逆流を防ぐだけでなく 煙突火災に対しての安全面を考え、 十分に配慮しなければなりません。 その際、目安となるのが 右図の煙突立ち上げ寸法です。

設置の状況によって燃焼効率も
煙突内の煤やタールの たまり具合も違います
また、設置の不具合によっては 煙突火災などを引き起こす原因にも なりますので、十分な配慮が必要です
図のように煙突の貫き方によって 「壁貫き」と「屋根貫き」の方法があり、 それに伴うものとして各仕様があります
ポイントは、できるだけ煙突を ストーブ本体からまっすぐに立ち上げて 棟に近い位置で出すことです
その他、地形、降雨や積雪などの 気候条件を加味して、煙突周辺に 注意を払うことが必要になります
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